芍薬(シャクヤク)の育て方や花言葉

 

 


立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花

芍薬や牡丹はきれいな女

 

性を表現するのに使われるほど気品あふれる植物です

全ての部位を漢方薬に使われます

牡丹と花の形が似ているので、一見間違えそうになりますが、葉がつるっとしたつやがあり、厚みも厚いのでその特徴を頭に入れていれば見分けがつきます。

 

芍薬は「立てば芍薬座れば牡丹」ともいわれる優雅で美しい大輪の花が魅力的なボタン科の多年草で、その根は古くより生薬としても用いられています。

現在では和シャクヤクや洋シャクヤクのみならず、双方を交配したものや、牡丹との交配種など多数の園芸品種が作られ、さまざまな形や香りで私たちを楽しませてくれます。

芍薬の花言葉


恥じらい・はにかみ・謙遜・内気

などです。

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地植え

地植えをする場合は、風通しが良くて朝・昼中には日が当たり、株元は日陰となるような場所が理想的です。

太い根を張り、葉も多く茂るため、ある程度のスペースが必要です。

植える為には深さ約30~50cm、幅30~40cmほどの穴が必要ですので、掘り出した土に完熟堆肥や腐葉土をしっかり混ぜ込んで2週間程度寝かせて使用し、表面から芽が出るように植え付けます。

一度植え付けた場所からは、あまり移動させず5~10年は同じ場所で育てるようにしましょう。

 

鉢植え


しっかり根を張れるよう、鉢は8号以上の出来るだけ深めの大きなものを用意しましょう。

水はけの良い土を好みますので、鉢底には粒の大きなごろ土を敷いてから赤玉土や鹿沼土、腐葉土などの配合土を入れ、5cmほどの深さに植えましょう。

根詰まりなどをおこすと花のつきも悪くなりますので、数年毎に植え替えるようにします。

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剪定

花が咲き始める頃、葉のつけねからわき芽が出てきます。太い茎に栄養を集中させるためにも、細い茎や不要なわき芽は切り取りましょう。(芽かき)

また蕾が付きすぎても栄養が分散してしまいますので、いくつも付く品種の場合は、蕾を摘む事も必要です。(摘蕾)大きな蕾だけを残し、脇に出た蕾は摘み取りましょう。

 

花後

 


花の見頃が過ぎたら、花茎のところで切り取ります。(花がら摘み)

花を残しておくと実を付けて、実に養分を取られてしまいます。

ただし、残した実を完熟させて新たな苗を種から育てることも可能です。

その場合は、しっかり完熟した実を水に浸けてみて沈んだものを選びます。

実に付いた水を拭き取ったら、湿らせた脱脂綿の上に一週間程置き、鉢や風通しの良い日陰に植えましょう。

乾燥しないよう、しっかり水分を与えながら育てると翌春には発芽します。

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挿し木

シャクヤクは木ではなく草ですので、挿し木で増やす事はできません。

増やしたい場合は、株分けもしくは種から育てることとなります。

鉢植えなどで長期間株分けをしないと、根が大きくなりすぎ花がつきにくくなることもありますので植え替えの際に株分けを行うのが良いでしょう。

株分けするのは涼しくなってきた9月末頃、ゴボウのような太い根から、細い根が成長し始める頃に行います。茎を3cm程度に切り込み、3~5芽毎に細い根をできるだけ切らないように気をつけて分けて下さい。

 

・切り花

花瓶に入ってしまう部分の葉や下の方になる葉は取り除きます。

また、蕾が蜜でベタついている場合は花が開きにくくなりますので、湿らせたティッシュなどで優しく拭き取ります。

茎は斜めに切り、切り口の面積を広げて花が水を吸い上げやすいようにし、水はたっぷり入れて清潔に保ちましょう。

蕾から見てもかなり大きな花が咲きますので、咲いたときに倒れることの無いよう花瓶選びにも注意しましょう。

 

・肥料


シャクヤクは大輪の花を咲かせるためにも多くの肥料が必要となり、その量は肥料食いとも言われるほどです。

最初の植え付けの時点で、堆肥や腐葉土をしっかり入れておくことが重要です。

また、芽が出る時(芽だし肥料)や花が咲いた後(お礼肥料)など、栄養が多く必要となる時などには肥料を与えるようにし、翌年の花芽が出る秋にも追肥を行うのが良いでしょう。

 

・病気

日当たりが悪いと、葉が白い粉に覆われるうどんこ病や灰色かび(ボトリチス属菌)病などを発病する可能性があります。

どちらもカビによって引き起こされているため伝染性があり、この病原菌が増殖・飛散すると大きな被害がでる事も考えられます。

このような病を防ぐためにも、適度な湿度と風通し、水はけの良い土壌を保つように心がけ、花ガラや落葉などはこまめに取り除きます。

灰色かび病には殺菌剤が有効ですので、芽だしの時期に数回殺菌剤を散布して予防するのも良いでしょう。

また、アブラムシが発生したり、根に害虫がつくこともあります。花が咲かないなどという場合は、根を確認してみた方が良いかもしれません。

 

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